Nostalgic

この度20数年の時を経て、ようやく生原稿が手元に戻ってきました。
催促したのも忘れるぐらい今更感がありますが、急に出版社の諸事情で返却して頂ける事になり嬉しい限りです。
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上画像はモーターロックの単行本扉絵ですが、休む暇なく描いてた頃を思い出してノスタルジックな気分に浸りました。
この頃は手描きの生原稿でしたので、トレーシングペーパーに細かい指定が書かれています。しかし20年以上前の原稿とは思えないほど経年劣化しておらず、コピックの発色の良さにも驚きました。さすがに本編のモノクロ原稿は、曲りや紙焼けがありますが仕方ないといった感じです。この際ですので、例えばスクーターグラフティのみをまとめて単行本にしたいとか、未発表の短編集などに興味のある出版社の方がいましたら是非ご連絡ください(笑)

もう仕事全般がデジタルでペーパーレスな時代ですので、劣化したり嵩張らないのは良いのですが生原稿の一点物的価値観は失われてしまいました。でも殆どの原稿の使用目的が WEB関係や印刷物だったりするので、作業効率や使い勝手の良さを比べるとおそらくもう直描きする事はないと思います。

長年こんな仕事をしてると、未だに手元に戻らない生原稿も多数ありますが気長に待つしかありません。
先方にメリットのない事は常に後回しにされてしまうので、そのつもりで皆さんも気をつけましょう。